徳島県　Y様 邸

コーディネート概要

LDKと隣の洋室をひとつなぎの空間として、ご家族皆様でのびのびとおくつろぎいただくことを念頭に、レイアウトを一部変更いたしました。

インテリアは、ブラウンを基調とした、落ち着いたトーンのカラーでまとめることで、すっきりと統一感を感じていただける空間に。

大きな家具を壁面に寄せることで、室内の移動もしやすくなり、シンプルでくつろげるコーディネートに仕上がりました。

レイアウト

【 3人掛けソファー folk／BR 】と【 オットマン folk／BR 】をご愛用いただき、誠にありがとうございます。

folkソファーは、ゆとりのある幅や奥行きによって、くつろいでいただけるソファーです。
ただ、現在のリビングのレイアウトは、TVボードとの距離が近く、やや圧迫感を感じてしまっていることかと存じます。

この圧迫感は、明るい床色と、ラグマットやソファーの濃いカラーとの対比によって、リビングアイテムの存在感が際立つことで生まれます。

そのため、リビングアイテムを、空間に馴染ませて、見た目からもゆとりを感じていただけるように、レイアウトの変更や、ラグマットの変更をいたしました。

TVボードを、LDKに隣接する3帖のお部屋に移動させて、ソファーはTVと対面になるように、LDK側の壁面に寄せました。

このレイアウトであれば、LDK側の家具はソファーとオットマンだけになるため、レイアウトアイテムが減ることで、空間に余白が生まれます。

また、大きな面積を占める家具は、壁面に寄せることで、入口から見た場合に圧迫感が大きく軽減され、見通しも良くなります。

お部屋の入口からバルコニへの動線も一直線に設けることができるため、見た目としても、利便性としても、これまで以上により良くなります。

このレイアウトで心配なのが、TVの視聴距離です。

ソファーからTVまでの距離が4ｍ弱と、これまでの倍程度にはなるため、やや遠く感じるかもしれませんが、ソファー前のスペースを広く使えることが、こちらのレイアウトのメリットです。

小さなお子様の遊び場としても広いスペースを確保できるので、親御さんがソファーに座りながら、お子様のご様子を見守っていただくこともできます。

LDKから見て左手には壁があるので、その壁でTVが見えるのかどうかについても、懸念点かと存じます。

こちらは、ソファーの右側に座った時の目線です。
TVボードがほぼソファーの正面に位置するため、この位置での試聴に全く問題はございません。

次に、ソファーの左側に座った場合の目線です。

TVボードをなるべくクローゼット側に寄せて設置いただければ、斜め方向であっても意外と視聴に問題はなさそうです。

ダイニング側からの目線がこちらです。

残念ながら、キッチン寄りに座った場合は少しTVが見切れてしまいそうですが、ソファー側寄りに座った場合は、多少は視聴することもできそうです。

グラデーションで空間に調和をもたらす、カラーコーディネート

落ち着いた、かっこいい雰囲気がお好みではあるものの、明るい床色や、扉のカラーとの色差に、現在ちぐはぐ感を感じてしまっている。。

そんなお悩みを抱えていらっしゃる場合は、家具の木部カラーを揃えることで、インテリアがまとまった印象となります。

また、カラーのトーンを抑え、床色とインテリアにグラデーションをつけると、現在感じていらっしゃるソファーの「突出感」も緩和されて、空間に調和をもたらすことが可能です。

一般的に、濃いカラーは落ち着いた印象、明るいカラーは明るくさわやかな印象になります。

今回のコーディネートの濃いカラーは、ソファー生地の『グレージュ』、家具木部・照明の『ブラウン』。
明るいカラーは、床・壁・カーテン・ラグマットの『アイボリー』、扉・チェアー・クッション・フロアライト（シェード）の『ベージュ』が挙げられます。

内装の明るいカラーと、家具の濃いカラーにも、濃淡がありグラデーションとなるため、色が突出せずに中和され、全体がまとまった印象になります。

カラーの配色や配分にもセオリーがございますので、ぜひこちらの記事もご参考くださいませ。
▼ センス良く見せるカラーコーディネート術、7 : 2.5 : 0.5の法則をご紹介します。

folkソファーと、【 リネンカーテン Mar 】をすでにご愛用いただいておりますため、その他のアイテムをご提案いたします。

ラグマットにご提案いたしますのは、【 ラグマット BIANCA LINE-DOT 円形タイプ 】です。

folkソファーが比較的角張ったデザインであることと、隣室のラグマットが四角形なので、円形のラグマットを組み合わせることで、視覚的に変化を付けました。

空間に馴染ませるため、あえて色彩の抑えたアイボリーカラーを選んでいますが、無地では味気ないので、ランダムに点や線を描いた、さりげない柄入りのアイテムをセレクトしています。

隣室のラグマットは、とても毛足が短いようにお見受けしたので、リビング用には毛足が長めのものを合わせています。

ぎゅっと密度も詰まっており、しっかりとした踏み心地で、ラグマットに座ったり、床で寝転がっても、快適にお過ごしいただけます。

ソファーには、ぜひ複数のクッションの導入もご検討ください。

グレージュ1色ではややのっぺりと感じてしまうところを、形や色が異なるクッションを組み合わせて取り入れることで、視覚的にリズムが生まれたり、濃い色と明るい色のグラデーションを作り出すことが可能です。

【 クッションカバー Heavy canvas linen 】は、リネンの素材感が際立つベージュカラーのクッションです。
ソファーのクリンプ生地とも肌触りや織りも異なり、ざっくりとしたクラフト感をお楽しみいただけるアイテムです。

60×60cmと大きなサイズで、枕代わりにご使用いただいた場合も、頭から肩にかけてすっぽりと包み込んでくれます。

一回り小さい45×45cmサイズの【 クッションカバー folk 】は、落ち着いたオリーブカラーを選びました。

ソファーとは異なるカラーですが、同じクリンプ生地を使用しており、素材感をリンクさせることで、ソファーともしっくり馴染みます。

洋室側には、TVボードに加えて、収納用のシェルフを並べてレイアウトいたしました。

木とガラスを組み合わせた【 TVボード LINE 幅150cmタイプ 】は、横ラインの格子がお部屋をすっきりと見せてくれます。

カラーは、3色あるうちの中間カラーの『ミドルブラウン』が、明るすぎず暗すぎない、程よい明るさです。
脚の高さも3種ございますが、こちらの画像は中間の『高さ14cmタイプ』となり、TVは40インチのものを置いています。

【 R.U.S ユニットシェルフ 】は、「暮らしに、はまる。」 をテーマにした、組み合わせ自由自在のユニットシェルフです。

幅・奥行・高さにバリエーションがございますので、お引越しが多いお客様におかれましては、お住まいに合わせて組み合わせを変えたり、パーツを足したりと、可変性の高さによって、永くご愛用いただけます。

今回リビングの収納シェルフにおすすめいたしますのは、【 R.U.S 基本セット 高さ91cm×幅92cm（ウッドキャビネット）】です。

腰高程度の高さとなりますので、キャビネット部分には隠しておきたい細々としたものを収めて、天板部分には、グリーンやフォトフレームなどを飾り、自由にディスプレイをお楽しみいただければと思います。

カラーは、空間を引き締める効果がある『ブラック×ミッドブラウン』の組み合わせがおすすめです。

ご家族みなさまでテーブルを囲む、ダイニングシーンのご紹介

「ご家族みなさま揃って、広々とお食事ができるダイニング」をご希望いただいておりましたので、いくつかの組み合わせでご提案いたします。

まずはじめに、すっきりとした見た目が特徴のダイニングアイテムをご紹介いたします。

【 ダイニングこたつテーブル FAM 長方形 】と、【 ダイニングチェア PAPERCORD/BR Round arm 】、【 ダイニングベンチ PAPERCORD BENCH／BR 】の3アイテムの組み合わです。

【 ダイニングこたつテーブル FAM 長方形 】は、天板下にヒーターを搭載しているため、冬場は足元をぽかぽかと温めながらお食事時間をお過ごしいただけるテーブルです。

幅150cmと、4名様でもゆったりとお過ごしいただけるサイズです。
上から下にかけて細くなるテーパード脚が、シンプルですっきりとした印象をもたらします。

【 ダイニングチェア PAPERCORD/BR Round arm 】と【 ダイニングベンチ PAPERCORD BENCH／BR 】は、防水・防汚加工を施した紙製のペーパーコードと、丈夫なチーク材を組み合わせた、意匠性のあるシリーズです。

チェアーは、一般的なタイプよりも背もたれ高さを抑えたデザインのため、圧迫感を与えずに空間を広く見せてくれます。
見た目の軽やかさだけではなく、実際の重量も軽量のため、持ち運びがしやすい上に、掃除の際はテーブル天板に肘掛けを掛けることもできます。

2種類の異素材の組み合わせが、見た目としてもアクセントになり、自然素材ならではのあたたかみを感じさせます。

こちらのダイニングセットは、ご紹介する3種類の中で、最も圧迫感を感じさせず、見た目がスマートであることが特徴です。

見た目の軽やかさを重視される場合は、こちらの組み合わせがおすすめです。

次に、ご希望をいただいておりました【 160ダイニングテーブル WIRY／BR 】を用いたパターンをご紹介いたします。

【 160ダイニング3点セット WIRY 】は、幅160cmのテーブルに、二人掛けソファーとベンチを合わせたセット商品です。

WIRYシリーズのソファーは、folkシリーズと同じ生地をご選択いただけますので、揃えにしていただくと、大変まとまった印象の空間にすることができます。

また、横長のソファーやベンチは、大人2人の間に小さなお子様を挟んで座ることもできるため、フレキシブルにお使いいただけます。

カバーの取り外しや、別売りカバーの掛け替えができるところも、小さなお子様がいらっしゃるご家庭には大きなメリットになります。

しかしながら、先にご案内のセットと比較すると、テーブルの幅が10cm大きいことと、ソファーの場合は目に見えるファブリックの面積が広くなります。

folkソファーの見た目の「突出感」を気にされていたので、見た目の印象もやや重たい印象を受けるかもしれません。

最後に、同じWIRYシリーズの、L字タイプの組み合わせもご紹介いたします。

【 リビングダイニング3点セット WIRY 】は、テーブルのサイズは幅120cmと、ご提案した3種類の中では、最も小さなサイズとなります。

しかしながら、このセットのメリットは、テーブルを囲むように着席ができるので、ご家族の距離が近く、顔を見合わせながらゆったりとお食事ができる点がございます。

キッチンカウンターを背にして平行にレイアウトすると、ダイニングコーナーにきれいに収まりました。

ただ、行き来をするための動線を考慮すると、通路やリビング側にチェアーを常設するのは難しそうなので、先にご案内の2種類よりも、座る人数は少なくなってしまいそうです。

手軽に持ち運びができる、コンパクトなスツールを置いておくと、ご来客時などには対応ができるかと存じます。

また、今後お引越しをされて、間取りが変わった際には、一人用ソファーやチェアーをお買い足しいただき、テーブルを囲む人数を増やしていただくことも可能です。

3種ご紹介いたしましたが、比較いただきながら、ご検討をいただけますと幸いです。

担当：プロサポート　中島