Concept Note
好きな色を選ぶだけで、空間は調和する。
北欧の暮らしに学んだ、リセノのカラー設計。
北欧のお部屋の素敵な色使いは、偶然ではなく、長い歴史と暮らしの必然から生まれました。気候・素材・光が、自然と調和した色彩を選ばせてきたのです。
孤立した農村で暮らした歴史から、木・ウール・リネン・石といった自然素材を使うことが文化として根付いた。
冬の日照時間が短く、室内で過ごす時間が必然的に長い。色が長時間、毎日目に入り続ける環境がある。
長く使い続けることを重んじる文化から、派手すぎず長時間見ても疲れない、落ち着いた色が選ばれてきた。
年間を通じて曇りが多く、柔らかなグレー(くすみ)がかった自然光が室内を包む。その光の中で映える色が定着した。
since 1673
1673年に完成した運河沿いの街。船乗りたちが帰港時に自分の家をすぐ見分けられるよう、各建物に異なる色が塗られたことが始まりです。
カラフルに見えますが、実際に使われているのはすべて土や鉱物由来のアースカラー。純粋な原色ではなく、グレーを含んだくすんだ色調なのです。
since 16th century
16世紀、スウェーデン・ファールンの銅山採掘で出た廃棄物(酸化鉄・銅化合物など)を、亜麻仁油とライ麦粉と混ぜた塗料。大地そのものが色の原料となっています。
複数の鉱物が混ざることで生まれる、深みのある複雑な赤。光の当たり方によって色が変化し、周囲の森の緑や木材と自然に調和します。
In short
どの自然素材も、グレーを含む。
だから、組み合わせても調和する。
自然素材が本来持つ「グレー」という共通成分。それが北欧の色をひとつの世界観として束ねています。
木のベージュ、羊毛の温かみ、石のグレー、リネンの生成り̶̶北欧で使われてきた自然素材は、それ自体がくすんだ複雑な色味を持っている。その素材の色がそのまま室内のカラーパレットとして定着した。
木・石・土・植物̶̶これらの自然素材の色は、純粋な原色ではなくグレーを含んだ複雑な色味を持っている。自然の色は、どれを組み合わせても調和するのはそのためである。
In short グレーは、自然素材が本来持つ「共通の成分」である。
化学者シュヴルールの「同時対比の法則」によると、原色同士を隣接させると、互いの補色成分が誘起されてハレーションが起きる。グレーを含む(くすませる)ことで彩度が抑えられ、この振動が抑制される。
くすみカラーは、自然素材の木製家具とも調和する。木製家具が多いリセノでは、自然のグレーを含んだ色彩を選定し、木製家具・ファブリック・雑貨の色が喧嘩しない展開を目指している。
In short グレーが含まれていれば、どの色を組み合わせても調和する。
北欧で「調和する色」が選ばれてきた背景は、リセノが大切にしてきた価値観とよく似ています。だからこそ、その色彩設計はそのままリセノにも応用できるのです。
Conclusion リセノでも「調和する色」を前提に設計する。
— Concept —
好きな色を選ぶだけで、空間は調和する。
ColorCollectionをベースに、大きく分けて4色で展開しています。各色は風・空・森・光・石など、自然界の色彩から名付けられています。
※ 無彩色(モノトーン)は、大きく影響を及ぼさないためメインカラーから外しています。
3つすべてにグレーが含まれているため、ミストとリッチを合わせても、ディープとリッチを合わせても、ハレーションが起きません。どれを選んでも、調和します。
白みとグレーが混ざる、霞がかった淡い色。やさしく空間に溶け込む。
グレーが強く、色の奥に深みと濃さがある色。落ち着いた重厚感を加える。
カラー成分が多く、色の密度が高い色。空間に表情と存在感を与える。
各色の中の3つのスウォッチで、色相の幅を持たせています(黄緑寄り、オレンジ寄り、紫寄りなど)。
基本的にグレーが含まれたカラーなので、どの色味とも合う想定です。下記の無彩色は領域として細かく指定せず、自由にお使いいただけます。
あなたのお部屋に、調和する色を。